剣のクイーン

つけ麺


 空を舞う鳥のようになれたら。
 少女の思いは、青い空に消えていく。


 身につけた知恵にどれ程の意味があるのか。
 その力にどれ程の真実があるというのか。


 答えは分からない。
 ただ、人は彼女を讃え、それ故に近づこうとはしないから。


 彼女は女王の名を欲しいがままにする。
 少女のあの頃よりも彼女は愛に飢えて、泣くこともなく。