総評

 最初に書いたとおり、僕の評価は悪くない、むしろ良い、というあたりで落ち着いています。
 聞かずにファンは名乗れまい、というぐらいの出来ではあるかと思います。


 ですが、果たして全くの一見さんに、わざわざ2500円も払っていただいて、
 Led Zeppelinの24曲くらい入ってるベストアルバムでなく
 たった7曲のミニアルバムを買っていただけるでしょうか?
 メロン記念日が何人いるか」ということさえ知らない人達に


 まるで知らない他人と、歌でしかつながれないのがミュージシャンです。
 そしてまるで知らない他人同士が歌でつながることが音楽の素晴らしさです。
 だからもっと大きく歌って欲しい。それが僕が問いかけ続けたい全て
です。


 分からない人にとっては平べったく、もやもやとしか映らないものが、
 これほどに色鮮やかになるが故に人が共に生きるということは素晴らしい。
 メロン記念日はその輝きに満ちているからこうして僕も長々書き続けるわけです。


 どうしてそれぞれがここにたどり着いたか?
 それを思い描くにはたまらない一枚だと思います。
 入り口としてはアレですが、もしこれを読んでいただけたら、買わなくてもいいので聞いてください。


 何故これほどに長々話したくなるのか?それを思っていただけたら幸いです。
 もしも気に入っていただけたのなら、ファンとしてそれ以上の幸福はありません。


 それでは最後に、敬愛するジョーイ・ディマイオ閣下の言葉を引いておしまいにします。
 「ポップス?ああ、あれはゴミだな。」


 ポップもいいけど、やっぱりメロン記念日のロックが聞きたいです。

メロンジュース

メロンジュース